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思えばアイツは凄かった♪ 

ども♪
神崎です☆

先日のマッサージネタで思い出した
昔、神の手を持つ不思議なマッサージ師に出会ったお話

ほとんどル○ペンだったバックパッカー時代
オーストラリアで数ヶ月遊び倒してからバリ島へ飛び数週間が経った頃・・

既にその頃は日本を離れて一年
常に一泊500円くらいのバックパッカー専用の宿を泊まり歩くたび20㎏はあろうかというようなリュックを毎日背負ってる毎日
更にマリンスポーツ&寝不足&日焼け&酒で体はボロボロ
毎日楽しすぎてまったく気付いてなかったけど・・

その日もクタビーチでビンタンビールを飲みながら夕焼けを見てたわけ
そりゃもうサイコー!
ストレス?なにそれ?みたいな状態(笑)
そこには人間的にはサイコーだけど社会復帰不可能ラインを完全にK点越えしちゃってる若き日の神崎青年がいたわけ

そんな浮世離れしちゃってるナチュラルドーパミン全開のワタクシの傍らにいつのまにか気さくなバリニーズのアンチャンが・・

「マッサージヤル?アナタツカレテルデショ?」

おぅ!なかなか流暢な日本語じゃんか♪
最近疲れてるからいっちょ頼んでみるか!

それが恐怖の始まり(笑)

まずビーチからの移動がなぜかバイク
「え??この近くじゃねーの???」
「イイカラウシロノッテ!ダイジョブ!アナタゼッタイボクニカンシャスルカラ!」

なにが大丈夫かわかんないんですけど・・
で、連れていかれたのがバリで最も治安が悪いとされるサヌールという地域
街に入った瞬間からあらゆる壁に

LOCAL ONLY(部外者禁止)

の恐ろしい落書きが・・

オーストラリアでホールドアップされたときと同じリアル死の予感
「マジで今回はヤバイ・・」

全身の毛穴から汗が噴出す感覚
逃げようにも辺りは街灯の無い漆黒の闇夜
そんなワタクシの8ビート刻んでる鼓動なんざ関係なく彼の家?に到着

あれれ?なんかかわいい少年がお出迎えしちゃってるし
「ボクノオトウトネ、ココデフタリデクラシテル」

すごぉくアットホームな感じ満点
大丈夫?だよ・・ね・・??

助かったぁぁぁ!!

もう渾身の心の叫び(笑)

じゃ!心置きなくマッサージされちゃおうかな♪
なんて思ったワタクシ

すぐに第二の恐怖が待っているとも知らずに・・

おもむろにお世辞にも豪勢とは言えないマッサージルームに通されサーフパンツ一丁でベッドに寝かされるオレ

なんかインドネシア民謡みたい軽快なリズムが流れ、照明がほぼ真っ暗な状態になり、お香のいい香りが漂い、かなぁりリラックスしてきた刹那

暗闇の中でいきなりマッサージ開始
ちょっとヌルヌルする・・
多分オイルを使っているのだろう

やっと暗闇に目が慣れてちょっと彼を見てみるとなぜか彼も上半身裸(笑)

真っ暗な空間
自分の宿までバイクで30分はあろうかという不慣れな土地
ほぼ裸の男にオイルでもみほぐされてるほぼ裸のワタクシ
しかもヤツの体・・鬼マッチョときてやがる
一生懸命やってくれているのであろう
汗で若干黒光りしている胸板が更にオレを不安にさせる(笑)

「アッチ系の人だったらどーしよ・・」

このシチュエーション上手く伝わるかな?
怖いよぉ~(笑)

でもね、
彼のすごいところはここから♪

毎日酷使しているワタクシの肩、背中、腰、脚をほんと絶妙の力加減で揉みしだいていく
何も言わなくても決して痛くなく、それでいて弱いわけでもなく、まさに絶妙の力加減
もうほんとに気持ちよくってさっきまで疑ってた自分はどこへやら
むしろこのまま抱かれてもいいくらい(笑)

終わったときは完全に彼に惚れてたもんね♪

マッサージ代(たしか日本円で1500円くらいだったの覚えてる)を払い、笑顔で宿まで送り届けてくれたサイコーだった彼

帰りに貰った名刺の印象は鮮明に覚えてます
黄色い下地に名前と電話番号、そして両手のイラスト
一発でマッサージと分かるようなそんな名刺でした

でもね・・失くしちゃったんだよねその名刺・・
名前も思い出せないから文中では彼としか書けない・・

ゴメンネ・・

是非!バリ島に行った際にはビーチで彼を探してみて♪
そして絶対マッサージされてみて♪

不安になるのは最初だけだから。。(笑)

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